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しかしこの評論は、人物紹介だけで終わるのではない。ロンの家族の髪の色はイギリスの赤毛伝説に基づいている。とか、ハリー・ロン・ハーマイオニーの性格は、作者ローリング女史の愛読書の一節にある人間の三つの型から作られている。また、屋敷しもべ妖精のドビーはイギリス北部に伝わる伝説の守護亡霊Dobie(ドービー)からだろう。などなど、ハリー・ポッターシリーズがイギリス文化の上に成り立つファンタジーであることを教えてくれる。










巻末の「はりぽた事典」は新たに4巻の登場で
またニューバージョン必要!と思っていたら
同じ作者の「魔法の杯」というのが出てましたね。
早速買わなきゃ。









その点この本は、キャラクターの特徴や周辺の環境、なまりや私たち日本人にはなじみの薄いイギリスのパブリックスクールのことなどこと細かくわかりやすくかかれています。買って損はないと思います。

サッチャーのお陰で不味くなくなったとお袋の味ロースト・ビーフから英国料理を説き起こし、自然を愛しガーデニング好き、学校大好きとフェアプレイ・騎士道精神、パーティー三昧の社交好き、魔法・お化け・ファンタジー好き、アンティークと歴史好き、等など、意表を衝くハリーポッターの世界そのものがイギリス人なのだと、可笑しな可笑しな(?)イギリス人論を展開する。
少し不満を申せば、シェイクスピアとの関わり、賭け事好き(シティのギルドホールで行われたホワイト・タイ着用の大晩餐会で、主賓フィリップ殿下のスピーチ中、何分で終わるかの掛けの為ハットが回されていた等など、何でも掛けにする)、アスコット競馬・オペラ・クリケット等々何でも社交に繰り込む術や球技の殆どはイギリス発、民主主義、不味く不器用なイギリスに殆どの世界の名品が集まり商われている事実、等も触れて欲しかった。
「ダイアナ妃の背中は雀斑だらけ」を知っているので講演でも話されるとか。しかし、何度か至近距離に近づき握手も頂いたが、匂い輝くように美しかったことを、余談ながら、付言しておきたい。

ハリーポッターが好きな人も、そうでない人も是非読んでみてください。





